Poetry |大切な人達へ
馬鹿野郎な僕が「幸せなんて要らないさ」
そう言いながら涙ぐんだあの日を思い出したんだ
朝日を見ないように 僕等は逃げるように眠りに就いた
そんな夜明け
人ごみに紛れていれば まだ 安心できると
君の呟きが胸を刺した
流布する妄言の数々を 君は一つ一つ指で数えて
人の歴史を石ころで喩えたね
何故だか分からないけれど いきなり泣き出してしまった僕
君は何も言わなかったけど そっと手を繋いでくれたね...