Poetry |掻きむしった隙間
思い出せないけど いつか読んだ本の一頁に 勝手に一頁を足して挟んだ
其れはいつの間にか 埃の中に沈めて 呪いの様に知らないふりをした
それなのに君が あたしの挟んだ一頁を持って登場するもんだから
きっとこれは夢 若しくはあらかじめ閉じられた幕の向こう側
それ以来 どうやって君を殺そうか とっても悩んだんだよ
あたしが捨て置いたあの娘を
君が擁護する姿がとても痛々しくて
あたしはつい君に権利を与...