一人旅-part17

この記事は一年以上前の記事です。

前回から一晩あけて
ユースホステルで出会った男性と共に屋久島行きのフェリーに乗る。

フェリーの中の座敷には旅人が沢山・・室内のテレビでは「寅さん」が流れてた。
外に出て海面を眺めるとトビウオがはねてた。
自販機でビールを買って飲みながら のんびり四時間ほど過ごした

島に着くと一緒に島に来た人とは別れて、屋久島の旅が始まった。
あたたかい島 小さな町 私はとりあえず宿を探そうと 港付近の公園沿いを歩いていた。
キョロキョロしながら歩いてると、向かいの方からおじちゃんが自転車で走ってきた。


おじちゃんは私の隣に来て自転車を止めた
「お兄ちゃん 旅行者かい?」
「はい、まぁブラブラとw」
「今日の宿はあるんか?」
「いや、これから決めようかな〜と思ってるんだ」
「そうか、じゃぁこの公園で一時間くらい待っとってくれ。
おじちゃん、ちょっと用事済ませてくるから」

という事で、公園で海を眺めながらブラブラすることにした。
「あ・・また宿を借りないで済む事になったなww」なんて考えながら。

しばらく経っておじちゃんが戻ってきた。
そっからおじちゃんの家へ一緒に行った。

家は結構広くて、広い部屋に一人のおじちゃん・・でも寂しそうではなかったな。
荷物を置いて、カバンの中整理して、洗濯物も洗わせてもらった。
お風呂にも入って、ご飯を食べて 屋久島の焼酎「三岳」を飲みながら色んな話をしたよ。

おじちゃんは時々旅に来る若者に宿を提供して色んな話をする。
山田洋次が屋久島に来た時はおじちゃんの家に寄って、おじちゃんの話を聞いてたんだって。

「いつまで居っても良いからね。でも出る時は挨拶するんだよ。」
とだけ言ってくれたから、
その日の夜は久しぶりにぐっすり・・深く眠った。

漠然とした不思議な”予感”に包まれていた。
つづく

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