Poetry
きっとこの棘もいずれ消える 君がその棘の話を思い出さなくなるのと同じように 瞬きをする時 目を開くのを少し遅らせる癖が僕を拒んでいるように見えたから 僕は違う道を選んだんだ この星が丸いって事を知るのに数年かかったけれど 脇道にそれる事はこの先無いと確信できる 二人の汗を吸い込んだシーツは僕には冷た過ぎた 幾つもの命は僕には届かず 君の不安が僕の心を突き刺す 誰かを欲する自...

Read More

Poetry
君の不安を煽るには 君に決断を迫ればいい 僕の不安を煽るには 君が目を逸らせばいい 震えて眠る夜が確かにあった 首に包丁を当てて汗だくで過ごした夏もあった 思い焦がれて語り明かした朝もあった 虚ろな目で街並みをふらついた時もあったんだ 誰も間違ってなんかいやしない 誰かを責める資格なんて持ってもいない 誰一人として傷つけたくなんてなかった 僕一人を除いては 酒に溺れ...

Read More

Poetry
誰かの気持ちが知りたかった そんなシンプルな願いを叶えてしまった 人にも心があるのだと 知り得ない事を知りたかった 分不相応だと おこがましいと 分かっていた 分かっていなかった 分かろうともしなかった 一体何様になったつもりだったんだろう 太陽が昇って そして沈むのだと それを信じていれば良かった 居心地の良いところではじっとしていたくなかった いつからだろう 秒針を見なくなった...

Read More

Poetry
目を覚ますと 「昨日何時に寝たっけ」一瞬考えてスマホに手を伸ばす ぼんやりニュースを眺めていたら 「にゃぉおー」ネコが朝ごはんの催促 いつの間にか重くなった体を起こして 餌を入れに台所へ向かう ついでにグラスに水を入れて部屋に戻り パソコンの画面をつける 何が変わったわけでもないけれど 日付だけは確実に昨日とは違う あの人は今日どんな気分で目を覚ましたのかな そんな事を考えながら仕事...

Read More

Poetry
君にあげられるものなんて何一つも無い - - - - - - - - - - - - - 叶えたくて願ったモノが的外れだったなんて ありふれた話で僕の問いを逸らすなよ 「白い紙に沢山の・・それはそれは沢山の塗料を使って絵を描いていたら、真っ黒になっちゃった・・もう元にはどうやったって戻せないよ・・。」 「その紙を裏返せばいいじゃない。」 詩の中に隠された真意なんて 端から...

Read More

Poetry
鳥は空を恐れないという 「飛び交う弾丸が見えないから」 果たしてそうだろうか? 実はその弾丸が見えていて、射手の元へと辿り着き、その肉を啄む為に飛んでるとしたら? 悟った顔をして人の過ちを自らの手柄に仕立て上げる手腕は見事だが その実、恐れを抱いて掴まれた腕を振り解いた瞬間に飛んだ刃が相手に当たっただけだとは思わないのか? 「だから言っただろう」「それ見たことか」 ありきたりの台...

Read More

Poetry
伏せたカードの裏を見たうえで見なかった事にしたいだなんて その気持ちは少しだけ分かる でも 「こんなつもりじゃなかった」なんて 誰を責めるつもり? 「明日なんて来なくていい」なんて 明日以外に何を望むの? 極上の孤独を噛みしめながら「寂しい」なんて呟いたって誰も聴いてないよ 次のカードを引くか否か 悩んでいたんだ 引かなければ負ける 引くと勝てるかもしれないし負けるかもしれ...

Read More

1 2 3 4 5 6 38