Clubs

この記事は一年以上前の記事です。

着飾った肉の塊を厚さ0の線に閉じ込めたけれど 0の本質に誰一人気づかなかったから 野菜と香辛料が無駄になった

砂の山を作っては蟻を閉じ込めようとしたけど 蟻は何度でも這い出してきて
それがイラついて今度は水をかけてみたけど やっぱり蟻は何事も無かったかのように歩いて行った

すれ違う人全てに泥を投げつけてきた それ以外に届ける方法を知らなかったから

水面に映る高い空を落としたくて パチャパチャやってみたけど 空は尚も高く遠ざかり続ける
ため息をついた回数だけ手にしていた木片を水の中へ落とした

小さな亀裂の奥には大きな空洞があって そこにサンドウィッチとチョコレートを忘れてきた
取り出そうにも空洞が崩れては台無しになってしまう そんな事ばかり悩んでいるんだろう

全て見当違いな仕事だと思ってるかもしれないけれど それも含めて筋書き通りなのさ
花咲き乱れ 草木が生い茂り 木の葉が舞い散り 土の中に眠る
人形みたいな顔になって踊り狂いながらも 糞もするし寝言も言う

亀裂の中を覗き続けたって何も始まりやしないぜ
小麦だって香草だって羊だって 君の周りに沢山あるじゃないか
それでも星に触ることなんて出来ないだって? 君は今 星に立ってるじゃないか

蹲るのは後にして 土を耕すところから始めてみようや

—-2/4

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください