Poetry |慟哭
切望 茜空に染められて
伸びた影 焦がれる想いの様で
深い深い涙の誘惑を
愛おしく違えてゆく
君の沈黙が伝えた
その隣りに居ない私を
君でないと埋まらない
私の空白は眠りに就いた
割れた鏡の欠片
君の笑顔を喜べない私に似て
君の羽根を抱き締めて泣いた
君は私ではない誰かを抱いているのだろう
哀しくなんてない
悔しくなんてない
ただ愛おしいだけ
その残り香が
部屋から薄れてゆく
私は次第に
...