Poetry |For・・・

この記事は一年以上前の記事です。

花が枯れた
鳥達は踊り狂う 踊り狂う

初雪が静かに濡らし始めた
心細さを埋めてゆく 埋めてゆく

幼さを指切りで紡いで
「おやすみ」を歌う君に胸騒ぎがした
街行く恋人達の傘の中
繋いだ手の温もりを懐かしく思った

夜明けの海辺に残した
共に生きるという証を
孤独の涙が洗い流そうとも

愛してると歌い続けるよ
時に痛みに打ちのめされても
愛してると歌い続けるよ
君の居ない部屋が言い訳を奪っても

降り積もる雪が
君へと続く道を隠しても
悴んだ指先でも祈り続けるよ

2009/12/26 Written by漣 風華

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください