Poetry |三つ目の雫
いつかは跡形もなく消えてしまうこの道を
僕は信念も概念も無く それでも歩いていた
歩道橋の下から始まったストーリーは
黄色いシグナルだと 思っていた
居を変え 人を変え
それでも埋まらない何かを
真っ黒なもので埋めていたんだ
まるでパズルのピースを埋めるように
走ってタクシーに乗り込み
君が俯いたまま発車するのを見ていた
電話の向こうの聞こえない声を知った時
ようやく知ったんだ 償えない悪癖...