Poetry | 砂の空と水飛沫
明日は青い空と青い海に溶けていけたらいいなぁ
こんな事 望んでなんかいなかった
硝子の指輪は一本ずつボクの指を絞め落としていった
ボクの指がママの指を掴める事を知ったあの頃
見上げた空は今では灰色で濁り
足に冷たさを感じて驚いた海は茶色になってしまった
凍傷になるほど燃え盛る氷の海も
火傷するほど冷たい焔の大地も無くなってしまった
人々はアスファルトの様な空に次々と落ちていった
それが僕が瞬き...