Poetry
愛しくて舞い降りた滴は私の手のひらに堕ち 泡となって消えた たった今 君が飲んだ青い粒は偽物だよ 気づかないだろうね 君はそんなものでトべるのだから その程度の痛みで足掻け おもむろに登場 "どうして今この場所をタイムマシンが通り過ぎないの?" "!? 君はζの申し子かい!?" この娘はキレ過ぎるから私のものにしよう… 君のならどこでも舐めてあげるよ 手を繋いでくれるのならね ひたすらに脳を...

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舞い乱れる花弁の様に しんしんと触れてください いくつかの呼吸の様な距離を殺して 気づかせてください いびつな雫をこれみよがしに抱き締めたら 不器用な真実が顔をあげた 嘔吐 邪風 開眼 Where is control machine? 自身を真摯に携えろ 犠牲を携えろ 贖え 落涙が指の隙間を駆け抜けた...

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朝日をくわえ込む様な貴女の欠伸 狼狽えて今日も嘔吐します私です 貴公のケロイドを無理矢理引っ剥がして そのお粗末な素肌を大衆の眼前に晒してやろうか? 嗚呼、連動する慟哭も 愛し合った傷痕も ただならぬ気配より安堵を選択した 二人故の邂逅 この両腕が許される事よりも 貴公がその沼を色染めする事を望みます かの二人が携えた命途はたゆたう花弁の如く… 風…卑しくも戯曲 華…高貴に放浪 君の...

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黄昏に軽薄な 芝居がかった理解 君らに緋い理由を期待しているわけではないのです いや、寧ろ君らの薄汚くたぎる焔 奪われたつじつまに終電より始発を選んだ冬 許された隠れ家で血を舐め合った春 密会に明け暮れ夜で濡らして溺れた拷問の夏 君が死んだ秋 恥ずべき無知を尊んでやろうか? 命を玩具扱いした私の罪 この御腕に咲いた花弁は未だ浅薄な盲目の恋人 臨終の時は風のみが知る 来ぬ彼の人を偲ぶよりは...

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目覚めればDOLL 君の夢 彷徨と慟哭の明け方に見つめた幾重もの覚悟 滴り落ちた黒い血液と白い粉を…緑の液に入れて飲み干した 歪んでゆく…chaosを愛撫する腕 "耐え難いのは何にでも耐えられるという事だ" さらば…と…反旗を翻して事例に意を汲み与えるか? …愚問… 君はもう 気づいた 意義ではなく意志なのだと 漸く…と嘲笑う私を後目にして...

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夢から醒めたリアリスト 異端の花弁を紅玉と垂らした 白粉に溺れたドリーマー 辛辣に雄弁な精神を晒した 今では君をも失うほどに 更に加速する誘発剤 技巧の解放 魂の叫びに加え 背負った業より 真実を語る "それは失われゆくもの" "狡猾に仕組まれた鳴動" "自身を携え寡黙に従え" 夕映えに見えた君の微笑も 朝焼けに失った君の落涙も 総てを背負い 今 歩き出す...

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かすかに香る覚えのある香水 それは幻嗅だったけど 確かに香った 気配がして振り向いた それは気のせいだったけど あの日を思い出した さぁ 荷物を持って 君に会いに行くよ せめて 夢であっても 君に会いに行くよ 残り香に泣いた ここに居た証拠に 形では無いけれど 込み上げる憂愛 染み込んでゆく親愛 零れ落ちる恋愛 さぁ 荷物を持って 君に会いに行くよ せめて 夢であっても 君に会いに行...

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