Poetry
そんなに清廉なものではないよと 君が下した判断は誰の為のものだった? その空白の糧として凍てついた心の雫が 静かに光り出す 創世の樹が乾いた葉で奏でる音を 指折り数えた 怖かった そっと指が触れるだけで それを終わりと思わないと 自分を保って居られなかった 君が語る空の色がとても不自然で 君が其れを知らないのだと分かった そんな嘘をつかなくても ずっと傍に居るつもりだったのに・・・ 僕が作...

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パチンと弾けた シャボン玉 そんな世界の始まり 君の髪をすいた指の感触 今でも残っているよ 狂い咲く曼珠沙華を肴に テキーラを一気に飲み干した 「消えたい」と号泣する君を ただ抱き締める事しか出来なくて 崩れ落ちる肩に手をかけて ただ謝る事しか出来なくて「ごめんね」 四弦を弾く指の在処を探して 終わらない悪夢を彷徨い続ける バニラの様に気だるい声を 私の腰にまとわりつかせて眠る ぬる...

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例えば何かに心溶けるまでに 奪われる瞬間が其れだとして 弱ってゆく君の握力に 愛おしさを覚えても 朧気に霞みゆく視界に 冷静さは彼方へ遠ざかってしまうよ 赤くて甘い君の 滴り落ちる血を掬ってみても 注ぎ込む口が何処にも見当たらないんだ 例えば月夜に咲かせた愛欲が 穢れなき切望と歌う事実だとして 息も絶え絶えな君の 弦を奏でる指が途絶えた時 焼け爛れた夕紅に 堕ちゆく定めが知られずの理を破っ...

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時々君は不安になる 白い壁を指でなぞっては 呼吸の在り方を探す 君は此処に居て良いのかと問う 自分を否定しては瞳が中を泳ぐ 君の鼓動が刻む時を止められなかった私が 虚ろな世界の始まりを知る由もない君に伝えたかった事 君の空に青い風が吹いて 白い頬がゆっくりと赤く染まる すれ違ってきた私達が そっと振り返って抱き締め合った それは通り雨の様に 時さえ曖昧で切ない夢の始まり 時々君は寂しくなる...

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赤い口紅が上手く塗られた その実った躰が愛らしい 会えない日の電話こそ 淫靡を増して 君の頭に勘違いが増えてゆく ドアの鍵に手をかける前の 終わりのキスが 鮮明に君の香りを刻みつけた この血が君を求めてやまない 髪に 首に 胸に 鎖骨に 切なく甘く唾液を塗りたくった 君を愛するなんて出来なくて 欲して奪う事しか出来なくて 甘いタバコの煙を君に注いで 動けないようにベッドに縛り付けて キス...

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切望 茜空に染められて 伸びた影 焦がれる想いの様で 深い深い涙の誘惑を 愛おしく違えてゆく 君の沈黙が伝えた その隣りに居ない私を 君でないと埋まらない 私の空白は眠りに就いた 割れた鏡の欠片 君の笑顔を喜べない私に似て 君の羽根を抱き締めて泣いた 君は私ではない誰かを抱いているのだろう 哀しくなんてない 悔しくなんてない ただ愛おしいだけ その残り香が 部屋から薄れてゆく 私は次第に ...

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起きる 憂鬱が生活を埋めている 喫煙  刻を空気で区切ってゆく 生まれたての朝焼けを喰らい尽くす 光る ブランコの角 たちこめる霧が 喰らい尽くす 喰らい尽くす 爪先立ちで生きてゆく事の 愚かさや 辛さや 不器用さを 眠ったままの時計が 針を刺す 針を刺す ふとした邂逅の瞬間 開いてゆく刻を覚えたよ 恋の名に戸惑いを 愛の名に恥じらいを そうじゃないでしょ 至ってシンプル 君が生まれたそ...

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