Poetry
夜の海満ちて 群青の空を思う 誓い照らしては 暁に 揺らぐ想ひ 沼を乾上らせる焔 一つ 日迷い華 二つ 不埒な吐息 三つ 見慣れた微笑 四つ 夜露に濡れた鏡 五つ 囲炉裏の前で君に 六つ 無垢なままに触れる 七つ なぞれば近づく境界線 八つ 柔らかな雪 九つ 焦がれて落涙 十  凍傷になった眼球 緋の支配...

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脆弱な灯火 辛辣な横顔が唇を裂く 邪魔な存在達が邂逅を撫で合う 長い・・長い・・ 君を愛した日々 長い・・長い・・ 君を憎んだ日々 総てを忘れてしまうほどに長く・・長く・・ この世界に入院している 退院もできずに安住する 忘れたくて忘れたわけじゃない 無限ループ 無限ループ 山々が・・岸が・・安堵を忘れるように 所謂・・我々が罪...

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静寂は今日も我々を埋め尽くし 極上ケロイドの君に欲情してる あそこで見つけた 底知れぬ闇を抱えた幼き女の子 凍えて今にも死にそうな彼の娘 絶頂を迎えそうだよ 繋いだ指さえ切れてしまいそうで 涙を失ってしまいそうで 朝焼けにも夕闇にも勝る 隠された静寂が彩る焔 謳い上げるシヴァ...

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刹那に放たれし 断絶の火花 無常の季節が物語る 邂逅の矛盾 ループからの解放を切に願う 雨水が大気を洗い流すように 私が綺麗に消えますように 魅惑の華 ひらりひらりと風揺れて 清廉な水 するりするりと流れ落ち なりきって強く居られる君にはなれないから 私は綺麗に消えてゆく 安心して 総ては無差別に消されてゆくから 失うも得るも無く 君も世界も消えてゆくから 星空が幻想であっても 願い...

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頭の中に蛆が湧いた 君の腕を喰べ尽くす 壊れかけのFire Lady 微細な血管に染み渡る 腐った躰も抱いてあげるよ 真っ赤な薔薇に埋もれた君 もう動かないDead Doll 赤子の指を引き千切る 理想的な貴女 紅い腕をなぞる 真相は甘い蜜の裏 孤独を投げ捨てる 残酷な実験 汚らわしい私 毒。...

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夜の隙間に錆び付いた 孤高を掲げ揺れ動く 無邪気に溺れた夢儚く 素足で入った万華鏡 君が撮ったポラロイド 君が写ったリアリティ いつもその手に携えた 真理と相反するは…善 I miss you so long time. 触れた部分だけ…幼く光る I miss you so long time. 夢の中ですら…淡い罪悪感 朝日の口づけと歓楽街 君の残り香のみ香る 天性を飾った性善悪説 素手で...

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夜空に裂かせた一輪の薔薇の様に 憂愁の血痕を貴女の口唇に委ねて いつから笑えなくなったの? いつから涙は止まらないの? ただ…もう…震える躰が冷める日まで… きっと…自ら…静かに…終らせるから… 一滴の血も残さぬ様に私を喰らって 目が覚めたらいつも消えぬ夢と成る きっと…ずっと…貴女の…瞳に…沈む...

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