Poetry |三連符に禊

この記事は一年以上前の記事です。

そんなに清廉なものではないよと
君が下した判断は誰の為のものだった?

その空白の糧として凍てついた心の雫が
静かに光り出す
創世の樹が乾いた葉で奏でる音を
指折り数えた

怖かった
そっと指が触れるだけで
それを終わりと思わないと
自分を保って居られなかった

君が語る空の色がとても不自然で
君が其れを知らないのだと分かった
そんな嘘をつかなくても
ずっと傍に居るつもりだったのに・・・

僕が作る夕食を
いつも残さず食べるんだね
好き嫌いとか無いのかな?
決まった時間に
いつものおやすみのキス
本当に寝てるのかな?

明日はきっと
いつもの話題に事欠いて
すれ違いの一つ二つ
君はそれでも笑ってくれるんだろうな

ジグザグになぞった それでも平行線
真理故に羽ばたける それが事実
そうだよ 二人の儀式
祈りの鳥達が燃え上がる
三連符の禊

2010/03/19 Written by漣 風華

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