Poetry |その道を行け

この記事は一年以上前の記事です。

俯いてばかりのあの頃
見上げた蒼空に見つけた白い月
寄せては返すさざ波に
深い愛を感じたよ

其処に辿り着く為の術なら
幾つも幾つも試したよ
君のシルエットが
美しく見えたあの日から

遠く 聞こえない筈の声が
私には 聞こえたんだ

“大丈夫”
其れを正解とすれば何が得られる?
“現実より救済を 救済より真実を”
そんな戯言が何になる?

刻むビートに煮えたぎる体液
生死すらも両手に握り締め
素足に感じる温度と痛さが
四肢を大空と繋ぎ合わせる

溢れる心と豊潤な世界
その魅惑を糧に歩み出すんだ
慈愛の楔は取り払え
差し出す手が多くを与える

夕立が私の足跡を消したとして
元より帰る場所など無い
それが希望なんだ

大切なものを大切に
不要なものも大切に
いずれ全ては消えてゆくから
心置きなく 前へ 前へ

ほら 笑ってごらん?

2010/05/16 Written by漣 風華

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