Poetry |眠り姫

この記事は一年以上前の記事です。

パチンと弾けた シャボン玉
そんな世界の始まり

君の髪をすいた指の感触
今でも残っているよ

狂い咲く曼珠沙華を肴に
テキーラを一気に飲み干した

「消えたい」と号泣する君を
ただ抱き締める事しか出来なくて

崩れ落ちる肩に手をかけて
ただ謝る事しか出来なくて「ごめんね」

四弦を弾く指の在処を探して
終わらない悪夢を彷徨い続ける

バニラの様に気だるい声を
私の腰にまとわりつかせて眠る
ぬるま湯のこの部屋を出られなくて
朝に怯えて過ごすのは終わらせて
あどけない声で私を誘わないで

月の華揺れる
遠ざかる風の声
もう 何も 聞こえない

2010/03/02 Written by漣 風華

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