Poetry |白と潜在する緋と

この記事は一年以上前の記事です。

其れは崩れる寸前の青々とした虚城だった

一つ 二つ 夢を抱いては
あと一つのところで崩される 賽の河原
断罪の矢は放たれた
君の指先から滴る緋に身震いがする程魅了された

三連符に禊
誘発された致死量の果実
無色に彩られた
顔の無い 目 鼻 耳 口

この壊れた腕でも良いのなら
君の四肢を思い切り抱き締めたい
この壊れた心芯でも良いのなら
君の緋と共に堕ちてゆきたい

飼い慣らしたはずの あの声がまた聞こえてきた
蟲に喰われてゆく あの感覚がまた
踊り狂う 踊り狂う

美しい死線を踏み潰して
【紫】を背負って
そしてまた 喰らう

白く濁った君の指に 緋が灯るまで
私は世界を犯し続ける

“Poetry |白と潜在する緋と” への4件のフィードバック

  1. ドドコ より:

    シェアさせていたらきます♪(^^)
    「紫」ものっけたいけどURLどこだお

  2. ドドコ より:

    あ、じゃあ紫は近々映像送るからその時にでも再掲載いかが?

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