Poetry |知らない歌
黒い紙 一枚
そこに苦痛を書いてみた
黒い万年筆で沢山 沢山 書いてみた
白い紙 一枚
そこに欲しいものを書いてみた
あんまり無いけど、手に入らないものばかり
白い鉛筆で書いてみた
そんな事ばかり繰り返していた
すれ違いざまに君が落とした
楽譜を何度読んでも
何の曲だか分からない
返そうにも君の名前すら知らない
鎖と翼は二つで一つ
君が落とした楽譜を弾いてみた
奏でた旋律は見たことの無い色...