Poetry |心音よ高らかに

この記事は一年以上前の記事です。

刹那に抱かれて心臓の言葉を謳う
震える肩を抱き締めて君の幼い涙を拭う
有限の刻に抱かれて土を舐める
笑い声よ高らかに、君は独りじゃないと叫ぶ

何を無くし、何を隠し
何を伝えて生きるのか
何を与え、何を奪い
何を携えて死ぬのか

ポケットの底に眠っていた温もり
懐旧の夢幻、ブランコを揺らす
君の中に浮かぶ情炎、今解き放て

存在の意義を見つけられない少女
極彩をその眼に焼き付けろ
いつか必ず謳えるさ、君だけの歌を

何に執着し、何に心預け
何に背中任せるのか
何色に染まり、何色を宿し
何故に歩むのか

きっと今は答えられないだろう
地平線に浮かぶ蜃気楼
君が故の啓示を咆哮と共に掲げろ

夢現の邂逅、失った少女
天空切り裂く覚悟をかざす
君が君を大切にしてくれるなら、私は笑える

風雨に曝されて大地の代弁者となる
泣き止まぬ君の心に傘をさそう
白夜の夜を越えて空を砕く
笑い声よ高らかに、君は独りじゃないと叫ぶ

2009/12/03 Written by漣 風華

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