一人旅-Part8

この記事は一年以上前の記事です。

前回の続き。
数日ぶりに人と共に眠った、あたたかい夜明け。
初対面だったけど、落ち着いて眠れたな・・何かが共鳴してしまってたんだろうね。

一緒にホテルを出て、とりあえずドライブ。
これまでの事を色々話したな〜。
見つけてしまったもの、壊したくなる衝動の話。
彼女の身の上話。
愛していた恋人を置いて、学校も辞める予定で・・というか野たれ死ぬ予定で単身出てきた私の話をのんびりと聞いてもらったな。

と、そうしてると 道路標識(?)に左側の矢印で”阿蘇山”って書いてあるのを見かける。
”行っちゃおう!”って事で阿蘇山へ向かう。

昔、私の姉が学校の修学旅行で九州へ行って、阿蘇山へ登っていたのを思い出したりしてたら簡単に辿り着いたw
二人で火口付近へ行って、火口を覗き込もうと思った瞬間・・
”ビー!!ビー!!”
「え?何?」
”只今、ガス濃度が規定値を超えましたので、火口付近の方は速やかにお降り下さい!”
「え〜火口見たかったのになぁ・・」
「でも、問題になっても面倒だしねw」
ということで避難しました。

なんかしらけてしまった二人はとりあえず車へ。
「この頃、私は頭の中で”また一つ”って数えてたな・・」

今度は少し人の居る場所へ向けて車を走らせる彼女。
二人共知らない場所の知らない街でのんびりドライブしてると日が暮れてきた。
うん。当たり前か。
せっかくまともな街なので、少し高そうなホテルに泊まる。
美味しいご飯も食べて、あたたかいお風呂に入って、ベッドで肩を寄せて眠った。
夜中に泣くんだね・・もう・・殺してあげようかな・・と思いながら眠った。

翌日からの展開は思いつかなかったなw
つづく

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