一人旅-part14

この記事は一年以上前の記事です。

前回 の翌朝。
宿主の方が”車出してやるから、行きたいところとか言ってみ?”
と言ってくれたんだけど・・”行きたい場所”なんてのは無かった。

困った顔をしてたんだろう・・
おじさんは”じゃぁ、とりあえず指宿行ってみようか”と言ってくれた。


曇っていたけど、おじさんとのんびりドライブ。
池田湖 – Wikipediaの周りを車で周り、
どこかに立ち寄ったと思うが・・記憶に残っていない。
この日の記憶はあまり無いが、夜は再びおじさんの家の離れに寝る事になった。

そして翌朝・・・・
溜め込んでいた何かが身震いと共に蠢きだした。
衝動が酷くざわつく・・。

とりあえずおじさんにお礼を言い、その場を去ることにした。
おじさんは心配そうに見ていたが、何とか逃げるようにその場から去った。

とりあえず歩き出して知覧武家屋敷に辿り着いた。
良かった・・茶屋がいくつかある。
少し奥に入ったところにある茶屋を探し出し、おもむろに中に入って陶器を眺めていた。
すると、店の奥から女性が一人出てきた。
快活そうな女性(恐らく30代後半)だった。

私「これは貴女が焼いたのですか?」
女性「そうよ^^ このお店のは全部私が焼いたの」
私「全部ですか!?凄いですね♫ 制作から販売まで全部自分で・・」
女性「お茶、飲みましょう」
私「いただきます^^」

その女性は以前務めていた会社を退職し、ずっとやりたかった陶芸を始めた。
好きな事だから毎日毎日時間を忘れて作っていた。
そのうちある人から勧められて、自分のお店を開いたのだそうだ。

求めることに誠実で居たから、その熱は心地よい汗を私にかかせてくれた。
それまでの旅の中で最も心地よい時間だったかもしれない。
二杯目のお茶を飲み終えた私は感謝の気持を伝え、そこを去った。

何かがグルグル回っていた。
どうしたら良いのか分からなかった。
だから・・宮崎に戻ることにした。
何故かは分からない。
つづく

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