ふと思うんだ 何も無いんじゃないかって
時間を覚えるのは あたしの仕事じゃないのに
欲しかったのは あたしなのに
なんで手に入らないんだろう?
ねぇ 教えて? 教えて・・教えてよ!
信号ばかり集めては ゴミばかり吐き出してる
表す記号を失った あたしの左腕は 泥ばかり掬ってる
システムはプログラム通りに動くなんて
叫んでた自分が馬鹿みたい 退廃ギリギリ
世界はシーソーじゃないんだって
そんなん...
Poetry | 邂逅のビジョン
白と白の交わる世界
やがて黄昏れた紅月は こびりついた土埃と共に朝を貪った
船賃が無くなるまで 君が君を喰い散らかして
指先のフィラメントを 零し続ける 零し続ける
君は終わらない悪夢を現実だと思い 途切れ途切れの現実を妄想だと思ってた
この星は広すぎて 届かない声に途方に暮れて 花を一本手折りながら呟いた
「これで終わりにしよう」
いつしか世界は声を忘れ 騒音で満ち溢れた
シナリオは迷うこと...
Poetry | 迷疾走
君は「迷ってしまった」と云った
右や左をキョロキョロ
時々服を確認しながら
後ろを向く度に首を傾げる
地面を強く踏みしめても何も分からない
雲の流れを暫く追ってみたけど何も分からない
誰も居ないのに困り顔
誰も居ないから困り顔
ねぇ・・君は迷ってるのかい?
迷ったよ
なんでそう思うの?
だって どうしたら良いのか分からないもの
そうか、それは困ったね
困ったどころじゃないわよ
次はどうするんだ...
Poetry | テン・テン・テン
月の光 波の音 草の香り それだけで酒は美味い
盃を傾ければ 影が応えてくれる
下を向けば 風が頬を撫でてくれる
世は諸行無常なれど 幾星霜を経ても変わらぬ盟への想いは夜に容を魅せる
妖が手を引いてヒラヒラ踊り狂う
世が果てたと思ったら 己の顔で沈黙に堕とす
緋い傘がクルクル回って
その下にある ごくありふれた悲哀を精一杯隠す
Poetry | 白い沼
誰も居ないからと キミは云った
キミは この世界には誰も居ないと云った
自分の存在すらも認めなかった
黒い沼のまっただ中で 静かに 静かに 漂っていながら
それを心地良いとすら想っていた
知りたくない事ばかりを知って 他人の痛みだと言い聞かせながら
緋いものを流して笑ってる
夜風は 何も無いかのようにキミの躰をすり抜ける
いっその事 風になってしまいたかったキミは
何度も 何度も 何度も何度も...
Poetry | 繋がるということ
キミが嫌いだった
キミも あいつも あの子も
何も知らないで笑うお前らが大嫌いだったんだ
震えながら笑う少女の隣で
ボクはウォッカを飲みながら絵を描いた
少女が全てを壊す絵を
そうしたら少女は 白い鉛筆で少女を塗り潰した
少女はボクが一番壊したいものを知っていたんだ
ボクが笑うようにため息をつくと
少女は白い鉛筆とノートを持ってお風呂にたてこもった
6時間くらい経った頃 ボクが三本目のウォッカ...
Poetry | 衝動を喰らえ
缶ビールを息が止まるまで呑んだ
涙ぐみはしたけれど 後悔はしていない 後悔なんかしない
後悔なんかしないんだ
朝から出かけて 吐き気を抑えきれなくなって部屋に戻った
そこにはどこかの国のメイド姿の君
はからずも訪れた淫らな時間に恍惚となって
体液とウォッカと涙 液体だらけの三日が過ぎ去った







