Poetry |雨上がりの早朝
作り笑いを繰り返しては
生まれ変わりを待っていた
羊飼いの少年と化しては
暗闇と安らぎを欲していた
心音が停止する事を
平行線の向こうに望んでは
破けた心の隙間の
在るべき意味を失っていた
荒んでしまった夜に
消えゆくは下弦の月
蒼空を仰いでは無限の祈りを
薄弱の球根
目覚めはいつも諧謔
夜空に埋もれては有限の灯火を
誘発する情炎
朝焼けはいつも閑寂
雨上がりの初夏
君を抱いて眠った汗ば...