Poetry |体温まで愛でて

この記事は一年以上前の記事です。

泣いて 枯れて
揺れて 焦がれて

貴女の手が頬に触れた
ただそれだけで赤らんだ
ゆっくりと撫でてくれた
もう私はこれで良いよ

放さない 離れない
あのね 好きさ

言葉は有限の貴女に
想いは無限の彼方に
キスをお願い 抱き締めて
また泣き顔で喘いで魅せて

抱いて 燃えて
勘違いに 意を与えて

致死量の果実は
甘くてほろ苦い
もう抜け出せなくて
貴女は嘆きの堕天使

くだらない戯言はもう要らない
私が何者で貴女が何者か
そんな当たり前はもう知らない

哀しいくらいに濡れて
私の音だけを愛でていて

2009/10/21 Written by漣 風華

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください