Poetry
明日は青い空と青い海に溶けていけたらいいなぁ こんな事 望んでなんかいなかった 硝子の指輪は一本ずつボクの指を絞め落としていった ボクの指がママの指を掴める事を知ったあの頃 見上げた空は今では灰色で濁り 足に冷たさを感じて驚いた海は茶色になってしまった 凍傷になるほど燃え盛る氷の海も 火傷するほど冷たい焔の大地も無くなってしまった 人々はアスファルトの様な空に次々と落ちていった それが僕が瞬き...

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魍魎の在り処を見定める為の眼だったとして その魍魎を取り払う為の腕だったとしたら・・ いや 解っていたことなんだ そう その魍魎の行き先が私の中だということは誰にも知られてはならない そう 知られてはならない 意味を忘れた者は 私の元へやって来て 意味を捨てて去ってゆく その事象の本質を 私はどうやっても忘れることが出来ない 出来ない 捨てる為に投げつける言葉は 捨てられないことが解っているか...

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