Poetry | 砂の空と水飛沫

この記事は一年以上前の記事です。

明日は青い空と青い海に溶けていけたらいいなぁ
こんな事 望んでなんかいなかった
硝子の指輪は一本ずつボクの指を絞め落としていった

ボクの指がママの指を掴める事を知ったあの頃
見上げた空は今では灰色で濁り
足に冷たさを感じて驚いた海は茶色になってしまった
凍傷になるほど燃え盛る氷の海も
火傷するほど冷たい焔の大地も無くなってしまった
人々はアスファルトの様な空に次々と落ちていった

それが僕が瞬きをする間に見た夢だと気づくには
あまりにもリアルで 遅過ぎたんだ

昨日は小鳥があんなに話しかけてくれていたのに
どうして聴こえなくなったんだろう
硝子の指輪は落とす指が無くなったから首輪になった

ボクの言葉が誰かの首を締める事を覚えたあの頃
知りたかったのは 不条理と闘う為の真理
そうして分かったのはそれこそが不条理だという事
触れたかったのは あの花の様に温かい腕
そうして思い出したのは自分の肩からそれが生えている事
ボクは深くて暗い沼にゆっくりと沈んでいった

それが永いリアルを生み出す為の序曲だと気づくには
あまりにも幻想的で 幼過ぎたんだ

望むモノはいつだって同じ
熟れた柘榴の様に 弾ける直前のシャボン玉の様に ドキドキして
退廃も共鳴も受け止めて 罪悪も疎外も受け止めて ワクワクする
そんな想いがぶつかって飛び散る バブルリング

いつまでそうやって悩んでいるの?
いつまで準備を続けるの?
宴が始まるんだ 靴の汚れを気にしてる暇なんて無いんだぜ

“Poetry | 砂の空と水飛沫” への2件のフィードバック

  1. ドドコ より:

    私は真理を知ろうとするより不条理ごと愛せるようになったよ。
    ずーっといい詩だったのに最後が「いつやるの?今でしょ!」でくすっときたw

    これピュアで好きだよ^^

    • RenHuuka より:

      うん、そうなんだよね。
      この締めが浮かんだ時に同時にそれ思ったw
      「このタイミングだと、それ思い浮かぶ人多いだろうなぁ〜」って。
      それに・・書きながら頭の中で「今でしょ!今でしょ!」って言い続けるもんだからもうww

      ありがとう。
      書けたら変な力が抜けた。ホッとした。

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