Poetry
孤高は恥美に隠された 夕暮れのレクイエム 特製のカクテル白い粉 真紅の腕にお似合いよ 陵辱の痕が生々しくて 思わず笑っちゃったよ 逃げて行く僕の後ろ髪 引っ張って君は叫んだ 「置いて行かないで」 僕の目の前には白い扉 その先には黒い茨の海 孤高は恥美に隠された 夕暮れのレクイエム...

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ゆっくりと街の灯りも消え 空は白み始める 君の香りが少しずつこの部屋から消えてゆく 競うなんて無意味な事およしなさいな 私のこの腕をじっと握っていれば良い 君が見た最期の景色は…東に色付く青空の欠片 もうそろそろ瞳を閉じて 惨劇は繰り返す 君の奏でたメロディーに私が詩を重ねた 分かり合う事など出来ないと知ってる 君の腕に咲いた紅い華は曼珠沙華の様 私が見る最期の景色は君の止まった鼓動 ...

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何から伝えれば良いのだろう? こんなちっぽけな空間でさえ…広く感じる 郷愁のメロディーに耳傾けても 貴女の音がたまらなく恋しくて儚くて… 此処はこんなにも静かだっただろうか? 孤独には慣れていた筈なのに… 君の居ないこの部屋でいったい何が出来ると言うの? 君が通り過ぎた空白の余韻に浸る私 君を…愛し過ぎた…...

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もう戻れないよ 破った約束の数だけ 華は萎れた 帰る場所は無く 重ねた夢の数だけ 傷は増えた ト・ラ・ウ・マ 聞き慣れた声が足を絡めとる 紫色の空が傷口を舐めまわす 暁に歪んだ吐息を混ぜ合わせ 君の障害を利き手で愛した ト・ラ・ウ・マ 君の口唇が揺れるのを見ぬように… 白い月に祈り堕ちてゆく私 視界に映る空が一瞬腫れ上がり 消えない過去に殺意が芽生えた トラウマ!!...

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