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救いは無い そう呼べる代物は無い 手探りでごまかした 苦しみの果て 墜落 藻掻いて醜悪 足掻いて劣悪 そんな包帯まみれの君の為 手作りの愛情で包み込んだ Love is brutal aethetics. 装飾の影に潜ませた 君の唯一の武器 つまりは君の弱さ 黄昏に詠った 世迷い事 憂愁と携えた 君の祈り 造園の行方 救いなど無い 2009/09/08 Written by漣 風...

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盛況過ぎて やんわりと羽根を下ろす刻 語り部達が静かに 酒宴に集まる刻 風の香に君想い 星の下雲に優しさ 月が紅潮する淡さ 選んだ夜道 恋人達が求め合う 過ちを飼い慣らして 見えなくなってゆく公園で二人 手を繋いで確かめ合った 誰に何を伝える為に生きてゆくのか 欠落した安堵を与え合った 弱さが安らぎを 曲がり雲揺らした刻 吟遊詩人達が路地で 白い息隠して眠る刻 時計遊び 寂しさに溺...

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嗚呼… じゃあアレは埋葬でも良かったんだ 虫に喰われてゆく君を見て居たかった 嗚呼… でも君の火葬も見事だったよ 焔に包まれてボロボロになってゆく君が美しかった 断末魔は格別に… 爪を剥ぎ 金属ヤスリで骨肉を削り 見開いた瞳はゆっくり焦がし 耳鼻手足を削ぎ落とした君の姿といったらなかった… ベッドに縛りつけられ…身動き一つできず 四季をこぼして過ごした甘い甘い連日連夜 雨に溶けてゆく君を探し...

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ねぇ例えばこの身が灰に成ったとして… 貴女は泣いてくれるだろうか? 夕暮れにはいつも私の顔を思い出してくれるだろうか? そんな事望まない。 ねぇ例えばこの身が貴女さえも見れなくなったなら… 時が来た事を教えて下さい。 最期を迎える時が。 そして私の誕生日の一日前にだけ私を思い出して下さい。 其れだけで良い 記憶以外は全て灰にして下さい。 貴女だけで良い…思い出し…微笑んで下さい。 其れで...

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アナタの言葉を 何度も 何度も 反芻しました アナタの顔を 何度も 何度も 思い出しました たった僅かの時間でも 私にかけた時間の魔法は 未だに解けないで居ます せめて今は抱いていて 冗談にすら泣けてくるから さよならは置いておいて 背中に祈りを書いておくから 雪降る夜に アナタを アナタを 数えました 真夏の朝も 時間を 時間を 忘れないように 過ぎた時間を反芻し 待ち合わせの場所に...

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何が在っても 信じ続けると誓って・・・ 慰めにもならない 絶落の真理 何も云わずに ただ手を握っていて・・・ 酒宴に咲かせた 黄昏の夢幻 ただ ただ苦しくて 夜をさ迷う ただ ただ切なくて 朝焼けに愁う 救いは何? 願いは何? 焦がれて ただ 焦がれて 君の笑顔を最後に 眠りたい 2009/09/05 Written by漣 風華...

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貴女にとっての唯一になりたくて そう思って生きてきました 人は寂しい生き物だって そんな哀しい事云うなよ 喩え人は失いゆくものでも 貴女をずっと笑わせて居たい 明日の貴女が姿を変えても 必ず見つけ出すから 必ずこの手に抱くから 人は孤独な生き物だって そんな決まり事云うなよ 喩え人が狂おしいほどの 過ちで存在したとしても貴女を・・・ 明日の貴女を失ったとしても まだ何も始まっていないか...

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