Poetry | 氷月

この記事は一年以上前の記事です。

その切っ先に見惚れていた
夕紅に染まる透き通った白

焦がれても
焦がれても
繋がらない

焼け付くような甘さで
乙女の死屍に誘惑される

嫉妬よりも
未来よりも
君だけを…

一つ 開いた眼(まなこ)から
二つ 塞いだ心 見る
三つ 水鏡 君映し
四つ 黄泉へと誘った
五つ 異端と知りながら
六つ 骸を抱いていた
七つ 名残雪 哀愁に
八つ 闇夜にただ一人
九つ 凍りついたその微笑
十 永久に想い続ける

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください