Poetry | 月夜野に咲く華の様に

この記事は一年以上前の記事です。

月が揺れたように
見えたんだ
きっと君が近くに
来たんだね

君が帰るまで
僕はずっと泣いていました
全身を硬直させて
僕はずっと震えていました

想い合えた筈なのに
傷つけ合って
君が吐いた暴言は
君の叫びだった

陽が月を燃やして
月が泣いていた
きっとあの泪も
君のものなんだね

僕を待って
君は泣いていたんだね
僕の心に君が居ないから
君は震えていたんだね

笑い合えた二人なのに
傷つけ合って
君の歪んだ微笑が
君の最期だったね

月夜の公園に
君の泪が
見えなくなった私が居た

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください