Poetry |街に降る雨
この記事は一年以上前の記事です。
貴女の居ない空白が
私を侵食する
街は今日も雨
貴女と繋いだ右手が
私に思い出させる
降り止まない雨
来るはずの無い誰かを待って
駅で待ち人になってみたりしました
きっと
貴女に逢いたくて
今でも逢いたくて
ひりつく想いに保てなくなりそうで
心に刻み込んだ傷を
気づいて欲しくて
腕に似た傷を作ってみました
これを戯曲とするなら
それを知った貴女は
笑うのでしょうか?
泣くのでしょうか?
ずっと
貴女に逢いたくて
今でも逢いたくて
貴女の居ない空白が今日も
貴女と繋いだ右手と共に
私を街に引き留める
2009/11/11 Written by漣 風華
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