Poetry |幼かった恋に

この記事は一年以上前の記事です。

暖かかった街に一つ
冷たい風が舞い込んだ

君と歩いた街路樹に
そっと思い出を馳せた

君の特別に成りたくて
君が好きで それだけで

突然の雨で濡れた二人を
包み込んだタオルみたいに
いつか成れるかな

涙の理由なら幾らでも
笑顔の理由が分からない

受話器越しに君 涙
いつもの事だと流す 私

君の唯一に成りたくて
君が好きで それだけで

抱き締め合うだけで
救われた二人の物語
いつかは叶えられるだろうか

さよならを手にした後で

2009/10/09 Written by漣 風華

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