Poetry |夜蝶
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月光を纏い 羽音を揺らす
刹那 泣くような 子守歌
瞬く命に縋る様に
焦がれる様に
間隙の邂逅は儚い
出逢いには定めの一つ
疑いは包容に放ちまた一つ
髪に 指先に
ただ一つキスを
漆黒に溺れて
アナタに溺れて
いつかは儚く散りゆく蝶に成る
去り行く前にもう一度
ドアを閉じる前にもう一度
口唇に 首筋に
もう一度キスを
私が夜から帰ってきたら
まだ居るかぃ?
野暮な質問は止しておきます
アナタをこの羽根で包むから
夢見は枕木に寄せて
2009/11/07 Written by漣 風華
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