Poetry | 衝動を喰らえ

この記事は一年以上前の記事です。

缶ビールを息が止まるまで呑んだ
涙ぐみはしたけれど 後悔はしていない 後悔なんかしない
後悔なんかしないんだ

朝から出かけて 吐き気を抑えきれなくなって部屋に戻った
そこにはどこかの国のメイド姿の君
はからずも訪れた淫らな時間に恍惚となって
体液とウォッカと涙 液体だらけの三日が過ぎ去った

見送った後はいつもの 衝動がボクを千切る
気づけば日付は二つ三つ進んでいて
部屋中至るところに血の痕跡と
尋常じゃない喉の乾きと 尿意

何も出来なくて 底があることを知りながらウイスキーをがぶ飲みする
君はいつだってそうやって心配そうな顔をする
でもね ボクは君が一番心配なんだよ

缶ビールが無くなったから
不味いコーヒーを飲んだ 後悔なんかしない
後悔なんか させないでくれ

君の声が聞きたいんだ
今日は何をしてたんだい? 今夜は何時に寝るんだい?
明日はどんな一日だったらいいのかな?
君の話を聞きたいんだ

君の言葉の真意なんて 知らないし分からない
でも君が言っている事は 君が望まないものだってことくらいは分かる
乾燥した君の唇に これから土足で入るから
それがボクに出来る精一杯のラブコール

何も出来ないから 夜道で泣きながらタバコを吸う
君はいつだってそうやって諦めたフリをする
でもね 君の手のひらの汗の意味をボクは知ってるんだ

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