Poetry |砂時計と果実

この記事は一年以上前の記事です。

何もかもが憂いに値すると
顔を覆い隠して
チクタク鳴る音を警戒して
耳を塞ぎ続ける

まだ、間に合うかぃ?
君の心に届くかぃ?

この声が この詩が
君の呼吸に届いて
藻掻くのを止めずに
最果てまで歩めるかぃ?

通り過ぎてゆく風に嘆き
笑い顔を歪ませて
月明かりの下 林檎飴
ゆらゆら揺れる

まだ、間に合うかぃ?
君の瞳に届くかぃ?

この空が この星が
君の夢見を止めて
足掻くのを止めずに
声枯れても叫び続けられるかぃ?

泳ぎ回る姿に安らぎを求めて
僕は蜜を探し続ける
誰も居ない部屋で「ただいま」って
胸に潜めて押し黙った
静か過ぎる夜 最終列車は走り
歌声は夜空に羽ばたいた

この胸が この心が
君の神経に届いて 生きるのを止めずに
この夢が この現が
君の細胞を揺らして ただ止まらずに
生きてゆけるかぃ?

まだ間に合うならずっと、ずっと

2009/11/18 Written by漣 風華

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