一人旅-Part2

この記事は一年以上前の記事です。

前回、突然旅に出た事になってしまったけど、長い前置きのせいで忘れてた。

私は誰にも告げず、旅に出るつもりだったんだけどね、
当時交際していた女性が心配してくれて、私の両親が事情を知って、
まぁそれでも止めても勝手に行っちゃう気で居たので、親は渋々了承。
ただ、バイトで貯めてたお金を管理してもらうようにしてくれた。
一人で大金を持ったままだと危ないので、電話で連絡–>>振込という形式にした。
その時に住んでいたアパートも整理して引き払った。
バイトの先輩も呑みながら、私の話を聴いてくれて、
「どうあっても行くんなら止めないし、止める権利は無い。
でもこれだけの人を巻き込んで、飛び出ていくんだから、満足するまでやってこい。」
って言ってくれた。

大学の友人も何故か知らないがアタッシュケースをくれたので、持っていくことにした。
誰に対する執着も罪悪感も、何も無く、風のように旅立った。


アタッシュケースとでっかいカバンを引っさげて、小さい体でふらふらと。
行き先もあてもなく。


電車が発車して間もなく、
「あぁ、これでようやく風になれる。」
それだけを思って、言い知れぬ安堵感に包まれていた。

山口県周南市の徳山駅
ふらっと降車して、歩き出す。
風の香りから、薄い緑色をした街だな〜などと思いながら、線路沿いを荷物を抱えて歩く。

途中、畑仕事をしてるおじちゃん、おばちゃんとお話をして”人が生きている事”を確認したりしていた。

次第に日が暮れてきたので、”旅立ちの初夜”を過ごす場所を探していた。
が、歩けば歩くほど人影どころか、建物も見えなくなってきた。
濃い青色の風が心地よかった。
野宿するなら海沿いかな?山かな?そんな事を考えながら歩き続けて数時間、
少し人の住む街並みが見えてきた。

山口県防府市に着いたようだが、既に夜遅くなっていて、ホテルがどこも受付していない。
という事で、初夜は防府駅。
野宿っていっても何の用意も無いので、ただその辺で寝るだけなんだが・・
寒い!
凄く寒い!
歩き続けて体力を消費したにも関わらず栄養も摂らず寝ようとしたからかな?と思っていたが、
ふと電光掲示板を見ると・・「最大の寒波到来」・・
あ〜なるほど。そりゃ寒いよな。
しかも強い風が吹きつけるので、寝られない。

5時間くらいそうしてたら、朝がきた。
そう、朝。
朝といえば朝陽!!
生まれて初めて背伸びしながら朝陽にあたり続けた。
日光ってすっごくあったかいんだね。

そんな感じで一日目は終わり、二日目が始まった。

つづく。

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