Poetry | 蒼い朝

この記事は一年以上前の記事です。

ゆっくりと街の灯りも消え
空は白み始める
君の香りが少しずつこの部屋から消えてゆく

競うなんて無意味な事およしなさいな
私のこの腕をじっと握っていれば良い

君が見た最期の景色は…東に色付く青空の欠片

もうそろそろ瞳を閉じて
惨劇は繰り返す
君の奏でたメロディーに私が詩を重ねた

分かり合う事など出来ないと知ってる
君の腕に咲いた紅い華は曼珠沙華の様

私が見る最期の景色は君の止まった鼓動

静寂に華裂いた蒼い朝

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