Poetry |溺愛の心音
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黄昏にうなだれて
二足歩行を恨みました
諧謔にさすらって
自害の真似を繰り返しました
辛辣に真実を貫けば
其処に見えるは忘却の庭か
狡猾に孤独を貫けば
あれに見えたは絶落の園か
嗚呼 嗚呼
君を腕に抱き
ただ ただ
欲望よりは絶対の愛を
咆哮を携えて
どしゃ降りの雨の中
庭園を踊り狂う君が居た
――その横顔の視線をくぐって――
白煙に曝された不条理な嘘より
この溺愛
修羅阿修羅に輪廻を巡らせば
辿り着けたか
君に巡り会えた境界線
素足で歩いた平行線
歪に彩った出来合いの真実より
この溺愛
嗚呼 嗚呼
夕闇に掲げよう
この溺愛を
2009/10/08 Written by漣 風華
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