Poetry | 茜色

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まるで漣歌の様に
君を詠う

一つ 一重に咲く華の様に
二つ 不可思議に宵に憂う
三つ 乱れて青龍刀を振るう
四つ 世迷い草に愛を捧げる
五つ 戦に散った君の生命
六つ 矛盾を押し広げて
七つ ナルシスの華と共に
八つ 病んだ蒼空を忘れた
九つ 凍えた声が指を掠め
十  永久に眠りに就いた

緋く染まった夕暮れに
君を
抱き締めた

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