Poetry | 緋

この記事は一年以上前の記事です。

夜の海満ちて
群青の空を思う

誓い照らしては
暁に
揺らぐ想ひ

沼を乾上らせる焔

一つ 日迷い華
二つ 不埒な吐息
三つ 見慣れた微笑
四つ 夜露に濡れた鏡
五つ 囲炉裏の前で君に
六つ 無垢なままに触れる
七つ なぞれば近づく境界線
八つ 柔らかな雪
九つ 焦がれて落涙
十  凍傷になった眼球

緋の支配

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください