Poetry |漆黒の海から

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無常の糸を紡ぎ
永久の真実を貫く

狡猾に仕組まれた
邂逅の罠
辛辣なる諧謔を
詠い出す

何処へ行くのか
世界の終焉を知った私は

真実の壁の向こう
無色無音の真実が待っていた

何処へ向かうのか
出口を失ってしまった私は

どうか奪い去って行って
絶落の真実に侵された私を

どうか救い出して下さい
暗闇から抜け出せない私を

漆黒の海が光だと伝えて
失いゆく事も意味だと伝えて

夜と朝を覚えては繰り返す
それでも過ちではないと伝えて

例え茨の海でも
眼を閉じて進むから
例え消えゆくとしても
愛して信じて歩むから

どうかその手を差し伸べて・・・

2009/09/15 Written by漣 風華

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