Poetry |愛欲に濡れたシルエット
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赤い口紅が上手く塗られた
その実った躰が愛らしい
会えない日の電話こそ
淫靡を増して
君の頭に勘違いが増えてゆく
ドアの鍵に手をかける前の
終わりのキスが
鮮明に君の香りを刻みつけた
この血が君を求めてやまない
髪に 首に 胸に 鎖骨に
切なく甘く唾液を塗りたくった
君を愛するなんて出来なくて
欲して奪う事しか出来なくて
甘いタバコの煙を君に注いで
動けないようにベッドに縛り付けて
キスをした瞬間
震える躰を壊れるほど抱き締めた
慣れた舌使いに朝も夜も失って
虚構の世界が君へと収束する
君の締め付けが私を自堕落にさせる
寝言で私を呼んだ君の首を絞めてみたんだ
2010/01/07 Written by漣 風華
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