Poetry |恋の調べ
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貴女に触れた指が
口唇が 舌が
未だに感触を忘れない
距離を詰めて
抱き締めた温もり
またねって言って
そうして帰って行った
募る想いに
貴女の涙の理由が被さり
私を酷く傷つける
刹那 崩れゆく視界
貴女が見えて
貴女が見えなくなり
私は何処へ行こうか
どうかしているね
貴女の発した声が
言葉が 風が
未だに私に纏わりつく
泣かないで
触れる度に痛む 涙は拭うから
貴女の明日には私が居るから
2009/10/15 Written by漣 風華
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