Poetry |割れた砂時計
この記事は一年以上前の記事です。
私の脱ぎ捨てた靴を
整理するその手を
一人で黙々と
料理するその手を
じっくりと眺めてみたよ
涙が溢れて
崩れ落ちてきました
思い出したよ
いつかの砂時計
何処かで狂った歯車が
此ぞ誠と言わんが様で
君と私を惹き合わせた
私の中に溜まった
絶落の鬱屈を
私の中から吹き出した
破滅の衝動を
君は麦わら帽子を脱ぐ様に
いともたやすく吹き払ったんだ
今度は私の番
君の背中を預けてくれないか
君の全身を預けてくれないか
ゆっくりと愛していくから
2009/09/13 Written by漣 風華
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