Poetry |虐げられた魂の為に

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言の葉を紡ぐ
解けかけた絲を繋げるように

螺旋の彼方
雲路の行方

老婆は横たわり
幼児がおかしな顔をする

雑踏を踏み鳴らし
救いの鐘が鳴る

小さく口ずさんだ
無邪気な鎮魂歌

移ろう時分の中で
虚ろな眼をした囚人達

いつか細波のように
水面の波紋のように
澄み渡ればいい

言の葉を紡ぐ
いつかの無くした鎮魂歌

2009/10/31 Written by漣 風華

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