虚無への考察
総ては閉じゆくもの。
消えゆくもの。
いずれは総ては無くなってゆく。
嗚呼、この希望。
嗚呼、この光。
私は小さい頃から、ずっと・・・ず~っと、この虚無を携えて生きてきた。
この命だけに留まらず、この星に留まらず、この宇宙に留まらず、
その他の総ての事象はエントロピーの法則に従う、と。
幼心にもそれを真実と疑わなかった。
今でもその虚無は私の中に棲んでいる。
無くなってしまうのなら・・・...